持続的な圧迫によって、組織の血流が減少・消失し、虚血きょけつ状態、低酸素状態になって、組織の壊死(えし)が起こった状態です。寝たきりや麻痺などで体位を変えられない人にできます。
腰の仙骨部せんこつぶや足の踵かかとの部分、骨が突出している部分など、圧迫を受ける部分に現れます。栄養不良状態があると創そう(傷)が治りにくくなり、慢性化しやすくなります。
発生要因を評価しリスクが高い患者さまに対してチームで早期から介入することで、発生を予防あるいは軽症のうちに発見して治療することが、褥瘡対策チームの役割です。