リハビリテーションでは生活を送るための機能を心身機能(関節の柔軟性や筋力など)、活動(排泄や移動する能力など)、参加(社会とのつながりや生きがいの実現など)の3つに分類し、それぞれのカテゴリーにおいてバランスよく働きかけることが重要だと考えられています。これらのうち「参加」の取り組みは「心身機能」「活動」と並んでとても重要ですが、医療機関では行動できる範囲も限られており進めにくい傾向にあります。
当院の回復期病棟では院内レクや外出訓練などの「参加のリハビリ」を推進してきましたが、新型コロナウイルス感染症の流行後は中止していました。しかし世の中のコロナウイルスへの対応も様々に変化してきており、また3月に入り感染者数が落ち着いてきたことも受け、3月13日(月)から約3年ぶりに活動・参加推進の取り組みを再開しました。